2003年7月2日~9月29日
「女の見る世界と男の見る世界は違う」と岡本太郎は言う。まったく異ったポイントから世界を見ている。違うからこそ、惹かれあい、一体になるのだ、と。 雌雄同体であったはるか昔は別として、男と女という二つの性に分かれてから、いのちは何と多様に、複雑に、含み多いものになったことだろう。 岡本太郎 の 描く「ふたり」の世界は 激しく、ドラマチックだ。挑みあう緊張感。そこに極限のエロスが湧出する。