2003年4月2日~6月30日
岡本太郎の空間感覚は、日本人には珍しく、異様な冴えをはらんでいた。壁画でも、モニュメントでも、彼のイメージしているのはその単体ではない。それが場を占める全体、空間そのものなのだ。 エスキースとして描いているのは平面だが、実はそれは設計図にすぎにい。そのつもりで、一枚一枚、その空間のひろがりを夢想してみることは、あなたの想像力を試す凄いチャンスになるだろう。