『写真家 岡本太郎』

2001年4月4日~7月2日

岡本太郎のカメラ歴は長い。
パリ時代、マン・レイやブラッサイ、キャパなど今の写真家たちが聞いたら息を呑むような巨匠たちと親しかった彼は、いつの間にか自分もカメラを手に とるようになった。 最初に手ほどきをしたのは、マン・レイだったそうだ。ブラッサイとは有名な「夜の巴里」の撮影に毎晩同行してほっつき歩いていた。そのせいか、カメラを操 作する彼の手つきは適確で、素早かった。 ふだんはカメラを持つことはほとんどない。 取財のときだけなのだが。
岡本太郎の眼。岡本太郎の見たもの。
それがストレートに、衝撃的な構成力でこちらに迫ってくる。