第25回 敏子賞受賞者特別展示

2023年5月31日(水)〜2023年6月19日(月)

岡本太郎現代芸術賞受賞作家 新作特別展示  三塚 新司 『予言者 進歩と調和 』

 

 


 

 

1970年の大阪万博に現れた太陽の塔は、祝祭の為の供儀ではなかったのか、だとすれば、その祝祭の終わりはいつだろうか、、
私は岡本太郎を予言者として捉えています。経済成長という祝祭がいつか終わる事を知っていた1970年の太郎に対し、私は、祝祭のピークは25年後の1995年であり、その終わりはさらに25年後の2020年であったことを示したいと考えています。
今回、第一作目の「予言者 進歩と調和」によって1970年の祝祭の始まりを現します。この後、1995年を現す第二作、2020年を現す第三作へと作品は続きます。

 

三塚新司(岡本太郎現代芸術賞 2021年度岡本敏子賞)

 

プロフィール


三塚新司 (MITSUZUKA Shinji)

 

statement:
私は「疑問」を持っている。もしかすると、社会は「疑問」をより認知させにくいように、より狡猾にデザインされ続けているのではないか、そして共同体を構成する我々もまた、日常という概念の奥深くへ、「疑問」を隠滅し、秘匿する共犯関係にあるのではないか、私はその疑いを「疑問の疑問」、「META疑問」と呼んでいる。

 

略歴:

高校卒業後、スキーパトロール、ライフガード、自転車便メッセンジャーなどを経て、1999年に東京藝術大学へ入学。在学中より子供番組の放送作家として映像関係の仕事に携わる。その後、雑誌編集者、テレビ局ディレクターを経て、2018年より公募展への出展、作品展示を始める。

 

主な受賞歴など:

2018年 池袋アートギャザリング IAG AWARDS 2018 準IAG賞受賞
2018年 Independent Tokyo 2018 入賞 審査員特別賞受賞
2019年 スパイラル SICF20
2020年 公募展 UNKNOWN ASIA  2020 審査員賞受賞
2021年 神奈川県美術展 県議会議長賞受賞
2021年 スパイラル SICF22
2022年 岡本太郎現代芸術賞展 岡本敏子賞受賞 オーディエンス賞受賞