第22回 太郎賞受賞者特別展示 

2020年9月9日(水)〜2020年9月27日(日)

 

岡本太郎現代芸術賞受賞作家 新作特別展示 檜皮一彦 『Kanon:檜皮 一彦 + 檜皮 しよ子 』

 

 

【Kanon】
1:キリスト教における教理典範。または聖書の正典。

2:⻄洋音楽の楽曲形式の一つ。ある声部の旋律を他の音部が模倣しながら追いかけていく、対位法的なも の。
3:美術用語で基準、標準律。古代ギリシアにおける理想的な身体の標準比例。
HIWADROME-MUE-KANON

 

 

生け花とは、花を殺す事によって生かす行為である。 ワタシの制作活動もまた、ワタシの一部を殺す事により、生へと転換させる行いなのだと考えられます。 それは過去であったり、折り合いのつかない想いや運命などといわれるものであったり。 いつもなるべく、そんな素振りは見せないようにしているのだけれども。

彼女が花を生け、ワタシもそれに呼応する。 かの子さんの記憶が宿り、太郎さんの気配が残るこの場所で。 その旋律が立ち上がった時、ワタシは何を殺され、そして生かされる事になるのでしょう。

 

檜皮一彦 (岡本太郎現代芸術賞 2019年岡本太郎賞)

 

プロフィール


檜皮 一彦(HIWA Kazuhiko)

《hiwadrome》なるコンセプトのもとに、自身も使用する車椅子や身体性をテーマとしたインスタレーション作品を手掛ける。また「PLAY」をモチーフにパブリックへの介入を行い、様々な境界や関係性を問い直すムーブメント、映像作品なども制作する。近年の展覧会に「第22回岡本太郎現代芸術賞展 (川崎市岡本太郎美術館 / 2019)」「TOKYO2021 un/real engine ―― 慰霊のエンジニアリング (TODA BUILDING / 2019)」「POCORART Vol.9 (3331 Arts Chiyoda / 2020)」などがある。

 

ワークショップ 終了いたしました


あなたのお母様の事をほんの少しお裾分けして下さい。 つまり、お話を聞かせて頂きたいのです。 ワタシだけにこっそりと。 勿論、話せる範囲で。 そして、もし可能であれば、お母様がお好きでいらっしゃるお花を持って来て欲しいのです。 お会いした想い出に、その花を会場に飾らせて頂きたいのです。 では、お目にかかれる時を楽しみにしております。

ごきげんよう。 (檜皮一彦)

 

 

開催日:2020年9月11日(金)、12日(土)、13日(日)

各日:①13:00〜、②14:00〜、③15:00〜、④16:00〜、⑤17:00〜 (各時間帯15分程度)

定員:各時間帯1名

参加費:入館料のみ

会場:岡本太郎記念館

 

予約受付(先着順)

※参加ご希望の方は、必要事項をご記入の上、下記の受付期間に yoyaku@taro-okamoto.or.jpまでメールにてお申し込み下さい。
(携帯メールからメールをお送り頂く場合は、こちらからの返信が受け取れるよう@taro-okamoto.or.jpの指定受信設定をお願い致します。)

・受付:2020年8月24日(月)〜

[必要事項]

・件名に「檜皮一彦ワークショップ申込」とご記入ください。

・参加者氏名、電話番号をご記入下さい。

・ご希望の日時を第二希望までご記入下さい。

※定員に達し次第受付終了致します。