『太陽の塔 1967―2018―岡本太郎が問いかけたもの―』
展示期間:第1期 2017年10月13日(金)〜2018年2月18日(日) 第2期 2018年2月21日(水)〜5月27日(日)
2018年3月、太陽の塔がついに再生します。
耐震補強工事を機にながらく放置されていた塔内が修復され、恒久的な展示施設に生まれ変わるのです。
「《生命の樹》は太陽の塔の“血流”であり、内壁の襞は“脳の襞”だ」
岡本太郎はそう言いました。
太陽の塔は内臓をもつ“いきもの”なのです。
太陽の塔が内蔵を取り戻し、半世紀ぶりに目を覚ます。
この機会をとらえ、「太陽の塔とはなにか」をもういちど考えようと思います。
本展では、プロデューサーとして大阪万博に参画した1967年から塔内が再生される2018年まで、半世紀におよぶ足跡を振り返り、岡本太郎がテーマ館/太陽の塔に込めた思いをすくいあげていきます。
フィギュア界のチャンピオン海洋堂の全面協力のもと、大阪万博テーマ館のミニチュア立体化を敢行。これまで写真でしか見ることができなかった芸術的な展示空間を、3次元で追体験する機会を用意しました。過去にも例のない試みです。
あのとき岡本太郎が日本社会に問いかけたものはなんだったのか。
それはいまを生きるぼくたちになにをもらたし、なにを変えるのか。
生まれ変わる太陽の塔とともに、考えてみませんか?
協力:海洋堂/現代芸術研究所/乃村工藝社/宝島造形/繪宙計畫/龍遊館/あべのハルカス美術館/大林組/大阪府日本万国博覧会記念公園事務所
※第2期では、じっさいに塔内再生工事で使われた原型や模型、復元される《地底の太陽》の原型も登場しました。