2002年1月5日~4月1日
赤ちゃんがふくふくした手をのばして、何かを掴もうとしているところ。 信じ難いほど小さな足に、重そうな頭をのっけて、危っかしくよちよちと 歩く姿。 小犬でも猫でも、ライオンや象、ひよこ、幼い子はみんな凄い。 それは、いのちがむき出しになっているからだろう。 岡本太郎はそういう人だった。いつでも純粋で、ムキになって、曲がることを知らなかった。鋭い知性で、己を貫いているのに、無邪気なのだ。 今度はそういう彼の、そのまま出ている絵を集めた。