『岡本太郎の「遊ぶ字」』

展示期間:2008年12月3日~2009年2月22日

そもそも字と絵の表現は一体のものだった。象形文字のいわれや変遷などをたどらなくとも、無心に楽しんで字を書いていると自然に絵になってしまう。 遊ぶ字だ。そこに、生きる喜びがふくれあがってくる。まさに芸術。
岡本太郎

岡本太郎は数多くの書を遺しました。それは字とも絵ともつかない独創的なもので、まさしく岡本芸術の真骨頂。岡本芸術を代表するジャンルのひとつに位置づけられるべきものでしょう。

文字とつきあう太郎のスタンスは「遊ぶ」です。だから「遊ぶ字」。

本展では、1981年に出版された作品集「遊ぶ字」の原画を初めて公開します。絵画や彫刻とは違った世界に遊ぶ岡本太郎をぜひ体感してください。

■会期中には第11回岡本太郎現代芸術賞「岡本敏子賞」を受賞した上田順平さんの新作特別展示も行ないました。