『明日の神話』

2005年1月5日~4月4日

私がホテル・デ・メヒコに描いた壁画は『明日の神話』と題する。画面の中央には骸骨が炎をふいて燃え上がっている絵である。みな感動する。燃えている骸骨に、不吉とか嫌悪感を示す人は一人もいなかった。メキシコだからこそ、私もああいう絵を描いたのだが。この風土の伝統の深さをつくづくと思い知らされるのである。